note記事39:日本ブリーフセラピー協会学術会議に参加して

日本ブリーフセラピー協会の第15回学術会議に参加してきました

今年の開催は京都です。
また本格的に対面開催に舵をきっており、対面でのワークショップや研究発表が行われました。
学会テーマは「らしくないブリーフセラピー~治療的現実の多様性~」です。そのテーマ通り多様な内容で研究発表やワークショップがありました。

2023年9月13日に
「36:企業で働く人に日本ブリーフセラピー協会の学術会議をお薦めしたい
理由」という記事を書きました。
この記事とあわせてお読みいただけるとありがたいです。

36:企業で働く人に日本ブリーフセラピー協会の学術会議をお薦めしたい理由|森川友晴 (note.com)

今回は参加しての感想を大きく2点にわけて書いてみます。

まず私が参加したり座長をしているのがすごいことなんです

これ、私がすごい!と言いたいわけではありません。
私は言葉は悪いですが「変なルートの人」です。
もともと外食産業のモスバーガーで店長から人事部、教育部と従事して、研修会社に転職しマネージャー職として研修を開発しながら講師業を行い、専門はコーチング、という人間です。
26歳ごろに産業カウンセラー30歳でキャリアコンサルタントの資格は取得していましたが、特に相談業務を行っていたわけではありません。
そのような人間が心理療法の学会に参加し、研究発表の座長をやっている、というのはなかなかないのではないかと思います。
これは私にやってみないかと声をかけてくださった先生がまず「どのような立場、資格を持っているか」ではなく私という人間を見てくださったからだろうと思います。
また協会の方々も私という人間に色眼鏡なく接してくださり、信頼をよせてくださっていることで私という「変なルートの人」が千葉支部の支部長や学会の座長という役割をいただくことができているのです。

一応補足ですが、他の学術団体が色眼鏡で見る人が多いということを言いたいのではなく、普通は私のような人を見るときは色眼鏡があって当然だ、という前提です。
色眼鏡で見る方が普通だし、私のような立場や経歴の人間を受け入れることが難しいことが普通の反応だと思っています。

こういった環境のおかげで私は本当にたくさんの貴重な経験をさせていただいていると、学会に参加するたびに思うのです。

刺激を受けて思うこと

学会の詳細な中身は書きませんが、基調講演や研究発表、ワークショップを二日間でたっぷりと学びました。

毎回思うのですが、
学ぶことが多くて良かった!ということが一番大きい感想です。
研究発表である方のケースを聞くのですが、
「うー!そこで自分はそのような対応ができないなぁ」と思ったり、
「そうか、こういった理論を面接に当てはめるとこうなるのか!」といった発見があります。
私はストレングスファインダーで2番目の強みが「回復志向」ですので、
自分に足りない、とか、もっと改善しなきゃといったことが大好物です。
足りないこと、知らないこと、ダメなところ、直すところが見つかるとワクワクします。
カウンセラーの世界に飛び込んで11年経ちました。
100点中60点くらいは来たのかな?なんて思ったりしたりしても、
こういった経験で「あ、100点ではなく1000点中60点くらいだった!」と
思い知らされます。
この感覚が大好きです。

またもう一つ、刺激を受けると全く違う思いつきが生まれます。
例えば、あるケースについて真剣に聞いているときに、そのケースの内容とは全く違うのに「あ、あの相談にこんな対応してみると良いかも」とか、
「あ、研修内容に○○という内容を入れるともっと深みが増すかも!」とかが思いつくのです。
私はそんな時に緑色のペンでノートの端に書いていくことにしています。
今回も緑色のメモがたくさん書いてあります。

2日間集中して刺激を受ける、というのは本当に良い体験です。

このように毎年学会に参加すると感謝の気持ちが大きくなったり、足りない感をたっぷり感じたり、新しいアイデアが生まれたりしています。
来年は新潟です。
今から楽しみです。

ちなみにまだオンラインのコンテンツは10月末までみることができます。
ご興味が湧いた方はぜひ!

問い合わせ

チェリッシュグロウ株式会社では研修及びカウンセリングサービスを提供していいます。ご興味がある方はこちらにお問い合わせください。

またUdemyさんにて販売している動画の案内です。

プロのカウンセラーが実践している!「マネジメントに使える心理療法」
職場の問題解決のためのブリーフセラピー
という動画を販売しています。
ご興味のある方はよければご購入ください。

https://www.udemy.com/course/fourleafclover/?instructorPreviewMode=guest

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です