【コラム19】「人の問題を解決する方法」その1

【コラム19】「人の問題を解決する方法」その1

前回まで「会社と個人の関係を再定義する時代」というテーマで書いておりました。
このテーマにはまた戻りたいと思うのですが、ここでもう一つのテーマについて
書いておきます。

※このコラムでは事例が出てまいりますが、この事例は本人が特定されないよう、
状況に変更が加えられています。ご了承ください

以前も書きましたが、「変化と問題解決はセットで」ということが大事だと私は思うんです。
組織が変わる時、変わらざるをえない時、みんなが一斉にその変化に向かうことができることは、
ほとんどありません。抵抗があり、回避があり、退避もあります。
そういった各種問題が発生した時に適切な問題解決手法はあるのでしょうか。

私は研修講師として企業向けにリーダーシップや、問題解決、またマネジメント層に向けた管理職研修などを
行っています。そういった登壇そのものは、私の登壇をご覧になった方はお分かりいただけると嬉しいのですが、
時間の限り研修後に残るように関わろうと思っています。
それでもいつも「時間が足りない」と思うのは「現場で起こるあれこれ」まで扱えきっていないように思うからです。
もっと優秀な講師であればそこを踏まえた対応もできるとは思うのすが・・・
研修では主に正しい、または一般的にうまくいっていることを扱っています。

例えばコーチングを学んだとします。
通常であれば、学んだことを活かして朝ちょっとした時間でメンバーに考えさせるような質問をし、
夕方にまた話しかけたりして、メンバーに考えるきっかけや良い問いを投げかけると良いかもしれません。
また個人面談をした時に、管理職側の発信を抑えて傾聴に徹する、なんてこともできるかもしれませんね。

これはこれで素晴らしいし、今までやってきたことなければ大きな変化が生まれると思います。
ただ、もしあなたがしっかりと聞こうとすればするほど相手の緊張が増していき、
硬くなってしまい、まともな話ができないとしたら?
どうすると良いのでしょうか。

対応として関係性を変化させようとしますか。
自分の関わりを減らした方が良いでしょうか。
他の人に頼んだ方が良いですか。

どう判断しすると良いのでしょう。
実はこういった時に問題解決が置き去りになっているのではないかと思うのです。
今まで明確ではなかった「対人における問題解決法」を組織で働く人に身につけていって欲しいと
思っています。

次回もう少し続きを書いていきたいと思います。

当社では下記の人の問題を解決する研修を実施可能です。
ご興味がある方はお声がけください。

「人の問題を解決するインタラクショナルデザインアプローチセミナー」
「ブリーフセラピー講座」

お読みいただきありがとうございます。
次回はもう少し早く更新します・・・

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