【お知らせ】部下へのメンタルマネジメントセミナー開催します

【お知らせ】部下へのメンタルマネジメントセミナー開催します

今日はお知らせを2つさせていただきます。その1つ目です。

2020年5月22日に表題のセミナーを実施します。

私はこのコロナの状況になってから働く人のメンタルケアについて各セミナーにおいて、その必要性を何度もお話しさせていただきました。

この度セミナー開催の機会を頂戴しまして、それでは具体的にメンタルケアをどうすると良いのか?といったことに対してその対策を話し、トレーニングも行うことになりました。

もしご興味があり、参加希望の方は当社へメールをしてください。もしくはfacebookページにメッセージをください。

短い時間ながら、がっつりと濃密な時間にしたいと思います。

【コラム】「変化と問題解決はセットで!」

【コラム】「変化と問題解決はセットで!」

こんにちは。

今日のテーマはテレワーク。

最近facebookでテレワークやオンライン研修など宣伝がすごい…!

コロナの問題が始まって本当に世の中の働き方が変わってきていると実感します。私自身は個人で動いていますのでもともと家で働くことになれているし、ZOOMミーティングなども少し戸惑いはあったものの、あまり問題なく適応できています。また効率という点でいえばテレワークはとても効率が良くて、私自身はどんどんテレワークにすれば良いのに!と思っています。

一方で私がこわいな、これから気をつけなきゃなと思うのはこのコロナをきっかけに「テレワークバンザイ」「これからはテレワークだ」となることです。もうちょっと言ってしまえばテレワークに移行できない会社はだめだ、といったような。またテレワークでうまくできない人はだめだ、といったような流れです。

テレワークにそぐわない会社、部署、また個人がいます。また時期もあると思います。そういったことも含めて見極めていく必要があるし組織ごとに検証していく必要があると思います。

もう一つ変化ということを組織として行っていく際に抜けがちなのが「問題解決手法」です。たとえば対話型組織を目指していくときに、必ず零れ落ちる人がいますよね。それを単に変化についていけない、ではなく「変化する際にはついていけない人がある一定数存在するんだ」と言う前提で考える必要があります。今回のテレワークだってニュースで「テレワークに移行できない上司」という記事タイトルを見ましたが、そりゃそうです。そういう人いて当たり前です。そういう人がいるのは当たり前で変化の設計していないことが問題で、そういう人が問題ではありません。

もちろん必ず全員が零れ落ちることなく変化していくことが良いとも限りません。ただ零れ落ちることがわかっているのであれば手を打っていきましょうと思うのです。

今日のコラムは賛否両論あると思います。知識ではなく私の考え方を表現してみました。

明日ありがたいことに人事の方の前で話す機会があります。これだけではありませんが、皆さんで一緒に考える時間にしたいと思います。

【コラム】「モチベーションを上げるには?は悪循環」

【コラム】「モチベーションを上げるには?は悪循環」

おはようございます。

先日あるお客様から「このコロナの現状の中、メンバーのモチベーションの上げ方がわからない。どうしたら良いか?」というご質問をいただきました。

私の返答は「うーん、まあ普通は上がらないですよねー」でした。

もちろんすごい人はいっぱいいて、このような時期にさっと動けたり、新しいことを考えることが出来たり、という方々。ただこういう方にはフォローはいらないわけです。放っておいてもこの方々は自分でどんどん動いていけるし、精神的にも大丈夫なわけです。

大事なのは「そうではない普通の人たち」をどうするかなんです。

普通の人たちはこのような世界的な問題が発生していて、これからどうなるかわからない、経済も不安、自粛など生活が制限される…

こんな時「こんな時こそ元気になってくーー!!」なんて怖くないですか?(元気になる人ごめんなさい。そういう人は「すごい!人です」)そうじゃなく、普通は落ち込むし、元気もなくなるし、不安は消えないしとなるんです。私たちセラピストはこうやってノーマライズをします。なのでこういった時に「もっと元気になろうよー」ということは異常なことをやらせようとしていることになります。

繰り返しますが、「もっと元気になろうよー」と言われて元気になる人もいるので、全部が全部上記の考え方が良いという気はありません。書きたいのは「元気じゃないということが当たり前」となることです。

ノーマライズからスタートし「元気じゃないのが当たり前。だから今あまりモチベーションなんか上がらなくて当然、しょうがないよ。それよりもそんな状況で落ち込むのが当たり前で、人によっては病気になったり、動けなくなるほどだるさを感じる人もいるのに、今こうやって私と話が出来ているという状態を維持するのはどうやって工夫しているの?」その中の解決を見つけていく、なんて方法が良いのではないかと思います。これはブリーフセラピーの技法を使っています。

ちょっと横道にそれますが、私はセラピスト養成を担ってやらせていただいているのですが、このノーマライズ+例外探し・解決の探索ということをしないで、単純に「できていることない?」「工夫していることは?」などとしてしまうケースがあり、そうすると「解決」や「ポジティブ」の押し付けになってしまうので要注意だなぁと思います。

「モチベーションをあげる」ではなく「モチベーションが上がらないのが当然の中出来ていることを探す」ことが大事なのではないかと思うのです

【コラム】「世の中を相手にしない」

【コラム】「世の中を相手にしない」

こんばんは。予定通り?毎日ではなく時々コラムになってきました。

コロナのこと、毎日何かしらニュースが生まれますね。

商店街の人ごみ、海岸のサーファー、パチンコ店…

こんなにわかっていない人がいる、出来ていない人がいる、えーなんで!となっていまう。私も妻とウォーキングしていた時、同じウォーキングしている人でマスクしていない人を見つけると「してないね…」と話してしまう…

こういうときに大事だと思うのは「相手を小さくすること」。

毎日毎日自分はニュースで言っている通りにステイホームしている、でも世の中にはそんなこと気にしないで出歩いている人がいる、パチンコに行っている人がインタビューを受けて「暇だから来た」に「うきー!みんなその状態を頑張っているんじゃないかー‼」と怒りモードなど。

これって毎日「無力感」を学習しちゃっているんじゃないかと思うんです。自分は頑張っている、やれることはやっている、でもやっていない人もいて、まだ感染者数は増えてて、自分は努力しているけど全体の結果がついてこず、何をやっても感染は収束せず…

自分が何をやってもうまくいかないことを通して「自分はなにをやっても結果を変えられない…」と無力感を学習してしまう。そうすると自己効力感が落ちて…となってしまいます。

大きいし抽象的な相手と戦って、無力感を感じ、また動いて…となって悪循環がぐるぐる回ってしまいます。

世の中は変えることはできないし、思う通りになんてうまくいかないわけです。そうではなく「目の前の」「小さくて」「影響可能な」物事に取り組んでいくことで、小さい達成経験を繰り返し自己効力感を高めていくことが大事なのかなぁと思うんです。

というわけで今日はずっと妻から言われていた部屋の掃除をしたのでした。

【お知らせ】ミドルシニア向けにブリーフセラピー講座を開きます!

【お知らせ】ミドルシニア向けにブリーフセラピー講座を開きます!

こんばんは。

今日はお知らせです。

今度4月30日に学vivaサロンというところで、ミドルシニア向けブリーフセラピー講座を開きます。

私はずっとブリーフセラピーや心理学といった分野の技法や知識を、一般化して働く人たちの当たり前の知見にしたいと思っています。そうすることで仕事や人生がずっと楽になっていってほしいというのが想いですし、やろうとしていることです。

今回はそういう中で機会を頂くことができてオンラインセミナーを実施することが出来ます。

今回は入門ということと、初めての試みでもあるので無料セミナーとなります。ブリーフセラピーについての講義を時間の許す限りデモセラピーをやっていこうと思っています。もしご興味がありましたら是非ご参加ください。

https://peatix.com/event/1466277

【コラム】〈みんなちゃんと頑張っている、ということ〉

〈みんなちゃんと頑張っている、ということ〉

先日女性キャリアについてコラムに書きました。

その後各企業において女性キャリアやダイバーシティ推進で活動している方々と話をさせていただく機会がありました。

皆さんそれぞれの企業においてとても真摯に向き合い、試行錯誤していてそれぞれの取り組みを聞くだけで私自身も勉強になりました。また現場で頑張って取り組んでいるという話が私はとても好きで…。成果がでることはとても大事なのですが、何か変えていこうと取り組んでいる姿はそれだけですごーく良いなぁと思ったり。

その場でもお話しさせていただいたのですが、皆さん頑張ってて、しっかり取り組んでて、でもうまくいかない、というのはその目標がやはり無理筋なのか、取り組みに悪循環があるからなのかと思うのです。例えば今、女性が管理職になっている比率は徐々に上がっているものの諸外国と比べても、政府が提示している目標に照らしても足りない状況です。女性で管理職になっている方は結婚していない方、またなんらかの理由で(離婚、死別等)独身の方が大部分です。例えば独身の方、違う言い方をすると男性と同じ働き方をする方が管理職になっていくって女性で働いている方の何パーセントが可能なのでしょうか。また結婚をしていて家庭の中心として回しながら仕事もバリバリやって、という方はとてもすごい!と思うのですが、それってどれくらいの方が模倣可能な働き方なのでしょうか。ここら辺の話は先日書いた内容にすこし加えて考えていることです。

なので私の考えは

女性活躍=女性が頑張ること

ということをいかに減らせるか?が大事だなと思っています。

まあ各社色々な状況があるので、この考え方も違うものがあっても良いし、色々な方法があるのであくまで一つの方法として考えていきたいですね。

【コラム】女性のキャリアが大変すぎる…

こんばんは。

今日はコロナではなくキャリアの話。

昨年から実は女性活躍支援の研修を担当するようになりまして、以前から勉強しつつ調べたりしていたのですが、改めて各種資料を読み込んだりしながら、女性キャリアを支えるマネジメントについてコンテンツを考えたりしてました。

それで調べれば調べるほど女性がキャリアを作っていくのが大変すぎるわけです。男性とは圧倒的にライフイベントがキャリアに大きく影響していくのですが、会社で良く実施されるキャリア研修とか若手社員の年次研修でキャリアに触れたりするときは大体社会や会社の中でどうなっていくか、ということが多く、ライフ、結婚や出産、育児についてあまり扱えない時が多いです。これはもちろん女性が学ぶ機会が少ないということでもあるのですが、それでもまだ女性は自分の興味関心によっては自分で情報取りに行くわけですが、男性はよっぽど何かの機会がなければ女性にとっての結婚や育児とキャリアの関係など学ぶ機会や知る機会がないんですよね(もちろん学んでいる方もいるし、そういうことを扱っている会社もあります)。ということは男性上司もしかり。

そのような会社の中で女性が自分でうまくコントロールして結婚、出産、育児等のイベントをしながら会社で女性活躍して成果出して管理職になろーという流れは相当な無理なお話なのだろうと思います。

ということに加えてもっと色々な要因があって、ということを明日お話しする機会がもらえました。とても希望だと思うことはそれを聞こうと思う企業の人事の方がいること。こういうのは答えもないし良いやり方も見つかりませんが、一緒に探そうという方がいるだけでそこには希望があるよなぁ、などと思うのです。

 

【コラム】「悪者をつくらない」はとても大事でとても難しい!

ブリーフセラピーでとても大事な考え方の一つに「悪者をつくらない」ということがあります。
ブリーフセラピーでは、問題とは何か?というと、それは何か問題があり、それを解決しようとしているのだが、その解決しようとしていることそのものが悪循環となって問題が維持されているんだ、と考えます。

これは誰か「その人」が悪いのではなく、どうにかしようとしているんだけど、それが悪循環になっているんだ、ということです。
もっと色々ブリーフセラピーのこと書きたくなっちゃいますが、今日書きたくなったこととは違うので、ここまで。

私はブリーフセラピーを学んで実際にセラピーを実践していく中でこの「悪者づくり」をしないを大事にしながらやってきました。
さらにここ1,2年でまた色々な先生の話を聞いていく中で、改めてこのことを意識するようになりました。
MRIアプローチでは人と人のコミュニケーション、行動に中の悪循環、パターンを見つけ話をしていくので、当然そのセラピーの中には「悪い人」は言葉としても出てきません。
ソリューションフォーカスアプローチもすでに起きている解決を一緒に構築していくわけですから、当然そこには「悪い人」はいないわけです。

なのに!
先日気づいたんです。
あ、メディアの番組批判している!ということに。
特にコメンテーターの批判している!
悪者作っているじゃん!
そうなんです。セラピーの中でクライアントと話している時にはクライアントのどのような状況や行動も「そりゃそうしちゃうよねー」と言えるのに、実生活ではなかなかうまくできないわけです。
これは昨年とても反省したことで、私はブリーフセラピーを教える立場をさせていただいているのですが、ついつい目の前のクライアントに迷惑になってしまうと思ってしまうとスイッチが入って、真剣に「もっとこうしたほうが良い」「その取り組みは違う」と言ってしまっている自分に反省して、「なにが彼、彼女にそうさせているんだろう」「その中でもうまくできているところ、良いところはどこだろう」と探そうと考える癖を作ろうと相当意識しているのですが…

あーまだまだー!と思ったのでした。
とても大事だけどとても難しい、だからこそ出来るようになるともっともっと良いのだろうと思うのです。

あ、あと私は自分に甘いので、
「まあ難しいよねーついついそうなっちゃうよねー」と自分をすぐ慰めることが多いわけですが😚

【コラム】うちで踊ろう

おはようございます。
我が家は星野源さんのファンなんです。もともと私と妻がバナナマンのファンで、毎週ラジオをオンタイムではないですが聞いていて、そこで星野源さんを知ってファンになりました。
先日個人でも投稿しましたが、その星野源さんが「うちで踊ろう」と動画を投稿しコラボを呼び掛けたところ多くの賛同があり話題になりました。

まあここで書きたいのは星野源さんのことでは実はなくて、この「うちで踊ろう」という言葉のセンスです。
「stayhome!うちにいよう!」という言い方をしている方もすごいなぁと思います。
なにがすごいなぁと思うかと言うと言葉の方向性を変えていることがすごいなぁと思います。
最初「自粛」という言葉が繰り返されたのですが、この「自粛」という言葉は「なにもしないこと」「行動しないこと」になるわけです。この言葉は否定的で制限的で自己効力感を下げます。ところが「うちにいよう」「うちで踊ろう」は肯定的で開放的です。また行動で表現されるとやることが明確になります。
カウンセリングでもなにか「〇〇をしない」とクライアントが言う場合、私たちは「〇〇をしない代わりにどんなことをしていたいですか?」と聞きなおします。「しない」と約束するより「する」と話したほうが変化が起きやすいからです。

さてちなみに今回私は「自粛自粛ってやな言葉だなぁ」と妻に文句を言っていました。
まだまだです。
…言葉の方向性を変えるということをもっと理解していくことと、それが相手にすっと受け取ってもらえるワードセンスが欲しい…

【コラム】ソリューションバンク!

ソリューションバンクというのは、ブリーフセラピーを学んでいる方であれば当たり前に知っている言葉かもしれませんが、乱暴に簡単に言ってしまえば「解決事例をあつめる」ということです。
今日々接するニュースなどを見ると、対策の問題点やダメな行動例、辛い人たちの辛い言葉などが多いように感じます。
こういったニュースがあることで、危機感の醸成を生み出すことに寄与しているのだろうな、とも思いますが、
一方世の中がとても暗く、辛く、どうしようもない場所になっていっていないかとも思うのです。

と、毎日日課になってきた朝のニュースを見た後思ったのですが、そのあとfacebookをみると皆さんのちょっとした良い日常が目に入ってきました。本当にちょっとした良い場面が多くて、なんかすごいなぁと。
これ改めて思ったのが、自分が接する情報によって世の中の色が本当に変わるなぁという体感とお付き合いしてくださっている方々がそういうことを実践している方々であることはラッキーだなぁと。

良い世の中をつくことも大事ですが、私としては良い世の中を見つけることが出来る人を増やせると良いな、などと思いました。

このあと10時半ごろこの自粛で新しく日課になった妻との川原への散歩に行ってきます。