【コラム】「結局何がしたいんだ、という話ですが」

3、4月から色々考え動いて発信してということをしてきましたが、
明日から9月というこのタイミングでまとめてみたいと思います。
ちょっと自分語りが入りますので、そういうのが嫌いな方は読み飛ばしてください。

結局「キャリアとインタラクショナルデザイン」をしたい!
ということに落ち着きました。
とはいえ状況はそれぞれ変わりますので、来年違うこといっている可能性もなくはないのですが・・・
なぜこの二つ?そもそも何?とかもあると思うのです。
この二つは次回書いてみたいと思います。
今日はもうちょっと根本的なところで何がしたいんだ話です。
(もう20年くらい過去の話をしますが、個人の話は色々と条件や状態を変更して
書いています)

私は大学を卒業して株式会社モスフードサービスに入社しました。
モスバーガーですね。
2年目社員の時、あるお店で勤務していた時のことです。
そこに2人の大学生がアルバイトがいました。
男性のAくん、女性のBさん
二人ともとっても真面目でした。そして二人ともちょっと、いや、だいぶ不器用でした。
Aくんはレジに立っていると、お客様が3人くらい並んでしまうとパニックになってしまい、
キレはじめます。
お客様に「もうちょっとゆっくり話してください!!」と大きな声になりはじめます。
そうすると社員が駆け寄って「Aくん、ちょっとこっちにこよう。ゆっくり深呼吸しよう。さあ、スーハー、さあスーハー」
とやります。そうすると段々とAくんは落ち着いてきて「もう大丈夫です」となってきます。
Bさんもやはりレジやハンバーガーを作ったりしていると、忙しくなってくると慌てはじめ、
段々と泣きはじめます。あるとき気付いたらレジでポロポロ涙を流しながら、レジを打ち続けているのです。
私は慌てて駆け寄って「ちょっとサラダを作ってくれるかな?ここ替わるよ。大丈夫大丈夫」と話し、彼女を
厨房の奥に連れていきます。彼女はやはり泣きながらサラダを作り続けます。
段々と落ち着いてくると「すいませんでした」と謝ってきますが私や他のメンバーも「いいよいいよ」と
応えます」
モスバーガーで働いていると色々なクレームを頂戴します。
だけど不思議なのですが、このお店でこの2人の状態へのクレームを受けたことがありません。
また他の社員もパートさんもアルバイトさんも、AさんBさんへの文句を誰も言いません。
2年目の私は言葉で表現することなどできませんでしたが、
今思い返すと「すごい空間だな」と思います。色々な子が色々な状況で働いていて、
運営上は問題が発生しているんだけど、それは誰かが誰かを責めるのではなく、
その状況をただ対処するということ。
これはそのお店だけではなく、お客様もそういう態度だったわけです。
それはモスバーガーというブランドだからかもしれませんし、そのお店がずっと作っていた雰囲気の
影響かもしれません。

理由はわかりませんが、私の原体験としては社会イメージの理想でした。
優しくて実際的で、みんなを活かす組織

もう一つ、私が思っていた事は「自分は何ができるだろう」でした。
彼や彼女のパニックの時に何をすれば良いのか、また彼や彼女をもっと良い状態になるように
何ができるかという事です。
これはこの後のお店を通してもずっと感じていました。
そういった課題感が、6年目28歳の時に産業カウンセラーを取ろうと思った理由の一つです。

もう一つ大きなエピソードがあるのですが、量が多くなりすぎたので、また次回続きを書きます。
なので、次回はこの続き、「キャリアとインタラクショナルデザイン」はその後になりそうです・・・

今私は「組織セラピスト養成講座」を全7回で開いております。
また10月4日にはブリーフセラピー協会の講座で「ブリーフコーチング・エキスパート資格(ビジネス)」で登壇いたします。
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